kolmas.tech note

雑記と思索、偏った技術の覚え書き

諸々の思索

折れた心でリチャード・ハミング博士の"You and your research."

リチャード・ハミング博士は、コンピュータ屋の界隈では情報理論・符号理論に関する偉人として知られている。氏の成果の有名どころとしては、ハミング符号、ハミング距離、ハミング窓関数等が挙げられる。 ja.wikipedia.org 氏の講演"You and your research.…

負に正を乗じると負が増す

大学生の頃、「教科書や授業などによる旧来型の学習は人の知識を加算で増やし、ウェブは人の知識を乗算で拡張する」という事を言っている人がいた。ここでいう「ウェブ」は、検索エンジンを使って何かについて調べる、という事を主に指している。この発言が…

受け手次第のランダム性

先のエントリにて応用行動分析の考え方における変動強化について書いた時にふと至った、ランダム性についての思索。 そもそも「ランダム」とは何か ランダムとは、事象に法則性がなく予測できない事を意味する。例えば、コイントスの結果は一般にランダムで…

人類知性とコンピュータ:SNSは人には早すぎる?

チ。の感想エントリ三件目で、人類知性が技術発展や社会変革に適応していくための過渡期について言及した。過渡期においては、その発展・変革が人類に負の影響を与える事もあり得る。最近の技術発展が加速する状況において、その負の振れ幅も大きくなってい…

人類知性とコンピュータ:軌跡なき結果

「AIと地動説」エントリに続き、生成AI関連の思索。 blog.kolmas.tech 軌跡と総和 教育学が専門の姉1曰く、人の学習成果の評価には「軌跡」と「総和」という概念があるらしい。京都大学の松下先生により、学生の学習成果を評価する方法論を整理するために導…

初学者にこそ感動を、とは思うのだが

「チ。」を読んで諸々思う所はあるが1、それに触発されてあまり関係ないことも考え込んだりしている。その一つが、初学者に物事を教えるのにはどうするのが良いのか、ということ。大学院生時代に学部新入生にプログラミングを教える授業を受け持っていたり、…

人類知性とコンピュータ:AIは地動説に辿り着けるか

つい先日、仕事関係の懇親会にて隣の席の人と、昨今の生成AIで何がどこまでできるか、という話題で盛り上がった。その人は古参の本職プログラマであり、その人とは比較するのもおこがましいが私も野良プログラマの端くれ1、今日のプログラマ・プログラム開発…