kolmas.tech note

雑記と思索、偏った技術の覚え書き

石炭動力で石油輸送

プラレールで遊ぶ次男が、蒸気機関車に石油タンク車を繋いでいるのを側で見ていて、石炭動力を使って石油を運ぶ1というチグハグ感が面白いなと思った。現行の熱源である石油を、一世代前の熱源である石炭2で運ぶという、何となく感じられる不条理感。

どことなく不条理を感じる編成。全て黒で揃ってはいるが。

と思ったのだが、よくよく考えてみれば一昔前には蒸気機関車による石油輸送もあり得たのではないかと調べてみる。以下によると明治26年にはタンク車が存在しているらしく、その時代であれば動力は当然蒸気機関車だろう。 ja.wikipedia.org

また、石油を熱源とする蒸気機関車もある・あったらしい。石油を使う機関といえば内燃機関が真っ先に浮かぶが、そりゃあ外燃機関だって熱源さえあればその種類は問うまい。 www.tetsudo.com

何事も調べてみると自分の知らなかった事がボロボロと出てくるものである。


  1. 無論、次男がそんな事を考えているわけは無いが。蒸気機関車も好きだし、貨物列車、特にタンク車も好きなのである。
  2. とはいえ、蒸気機関車はともかくとしても、石炭自体はまだまだ現役で使われている熱源ではある。